エッセイが読めるようになったというただそれだけの話
日記
昔から本もマンガも読むのが苦手で、幼少期~小学生の頃は教科書以外の文章なんて読んでこなかったし(そういえば、「がまくんとかえるくん」とか、絵本は好きだったかもしれない)、中学生以降の10代は音楽ばかりに浸ってきて、20代になっても読めるようになったのは軽めの小説とビジネス書ばかり。小説も、いわゆる古典とか名作とか、そう言われるものを読んでおけば良かったとか、これから読んでいこうとか思いつつ、手が伸びず。
中でも、ジャンルで言うとエッセイだけは読めなくて、読めないというよりはピンと来ない、自分の中にスッと入っていかない、そんな馴染めなさがいつもありました。
20代後半~30代になって、音楽も文章も、メジャーなものにあまり馴染めない自分も悪くないというか、それが自分なんだよなと思えるようにもなったのですが、今になってというか、とある方のエッセイを読んでから色んな方のエッセイが読めるようになりました。
読めるようになったというよりは、そんな馴染めない自分を少しずつ理解してきて、自分に合う筆者を見つけるのが上手くなった(ピンと来る作品を見つけられるようになった)のかもしれない。
「どこに居てもミスキャスト」(出典:the pillows「MY FOOT」)だな、と思うことも多いけれど、あるエッセイを読んで、こうやって自分に合うものを見つけられるようになって、幸せだな、と感じた夜でした。
ではでは。