j.okawa

それでは、またここでお会いしましょう。

名前を辞書で調べたときの話

日記

名前小さい頃、親に言葉の意味を聞くと、親は何も言わずポンと辞書を渡してきて、よく辞書を引いていました。

ちなみに、その辞書は、母が誰かからお下がりでもらったものらしく、昭和20年代か昭和30年代のとても古い辞書でした。(たぶん実家にはまだあるはず)
ボロボロだし、字は小さくて読みにくいし、何より言葉の説明が難しい言葉で書かれていて、その言葉を調べるためにどんどん辞書を引くハメになったり、とても使いにくかったのを覚えています。

そんな少年時代に自分の名前の漢字ってあまり日常生活で登場しないな~と思って調べたときの話。


ボクの名前である「洵」を調べると大体こんな意味なんだそう。
 [音]シュン、ジュン [訓]まこと、ひとし、のぶ
水がすみずみまで行き渡る。うずまき。まことに。まったく。ほんとうに。
こうやって意味を調べてみると良い漢字だとは思うのですが、モノによっては、「転じて、心が広く行き渡る」みたいなことまで書いてあって、完全に名前負けだなという感じです(笑)。

でも、こんな良い意味を持つ名前をどういう理由でつけてくれたんだそう、もしかして
「いつの日か、水がすみずみまで行き渡るように、景気回復の暖かい風を全国津々浦々までお届けしてほしい」
なんて願いも込められているのかもしれないと思ってホクホクしながら(?)親に聞いたところ、
本当は翔(しょう)という名前にしたかったけど、他の『しょう』と読む漢字も含めて姓名判断で良いものが無かった。仕方なく変えて『じゅん』の中で画数が良いものにした。後悔はしていない」
との答え…。

最終的には、調べ直したら結局「大川洵」でも姓名判断での画数はそんなに良くなかったというオチがあるのですが、個人的にはこの名前が気に入っているので良しとしています(笑)。


ちなみに、父も本当は違う名前になる予定だったという説があり、付けたかったのと違う名前を付けるのは大川家の伝統なのでしょうか。
ただ、父の場合は、父親(=ボクの祖父)が役場に届け出に行くときに転んで忘れてしまい、慌てて別の名前にしたという説なので、ボクは支持していませんが。

« »